新年明けましておめでとうございます。
2022年が皆様にとって素晴らしい一年になりますよう
心からお祈り申し上げます。
弊社は本日より本年の業務を開始しました。
昨年は産業翻訳、ゲーム翻訳を中心に
英語、中国語、韓国語等の様々な案件に関わらせていただきました。
翻訳を通じて、日本や海外の素晴らしい商品、サービスが多くの人々に紹介され、
お客様の事業の更なる発展に少しでも貢献できるようにと
スタッフ一同心を込めて取り組んでおります。
本年も、各言語のネイティブスタッフがチームを組み
より質の高いローカライゼーションの実現を目指して業務に取り組んで参ります。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
グローバライブ
スタッフ一同
2022年01月04日
2021年07月13日
デンマークのヒュッゲ(Hygge)から学ぶ心地よい暮らし
家で過ごす時間が長くなった今、いろいろ工夫をして住環境を整えている方も多いのではないかと思います。
どうしたら家にいる時間を心地よく過ごせるか?
そんなことを考えているとき、ふと知り合いのデンマーク人の方の家がとても心地よかったことを思い出しました。
親戚の知り合いだったそのご家族は、ご夫婦と小さなお子さん2人の4人家族で、転勤のために日本に引っ越して来ました。
もうかなり前のことですが、そのご家族が住んでいた一軒家に招いていただいたことがあります。
同じ日本なのに、一歩足を踏み入れただけでそこには別世界が広がっていて、なんとも言えない心地よさに包まれたことを覚えています。
間接照明が優しく部屋を照らし、いたるところにキャンドルが置かれ、家全体がとても温かくリラックスできる空間になっていました。インテリアにもこだわりが感じられ、和のテイストもうまく取り入れられていて、家族がくつろげる空間を作るのにたくさんの情熱が注がれていることに驚きを隠せませんでした。
なぜあんなに心地がよかったのだろう?家にいる時間が多いのならば、ぜひともあの心地よさを自分の家でも表現したいと思い、デンマークの住環境のことを調べているときに、「ヒュッゲ(Hygge)」という言葉に出会いました。
「ヒュッゲ」とは、ほっこりするような居心地のよさ、幸福感、満足感を感じる状況などを示すようで、デンマーク人が大切にしている概念とのこと。数年前から日本でもいろいろなところで取り上げられ注目されている概念と知りました。Cambridge Dictionaryでは、このように定義されています。
A Danish word for a quality of cosiness (=feeling warm, comfortable, and safe) that comes from doing simple things such as lighting candles, baking, or spending time at home with your family.
キャンドルを灯して心地よい空間を演出したり、ブランケットにくるまって一人静かに読書をしたり、家族や友達と家でくつろいだり…自然の中に身を置いて今ここに意識を向けてみたり…日々心地よさを追求しているデンマークの人々。幸福度が高いのも頷けますね。
自分にとっての心地よさに敏感になって、ほっこりする安心感や幸福感を日々の生活の中で少しずつ増やしていきたいものだなと感じました。
下記のおすすめの本は様々な側面からヒュッゲが紹介されていて、オシャレな写真を眺めているだけでもいい気分になります。まずは手始めに、丁寧に淹れたコーヒーを片手にこの本を眺めることからヒュッゲを始めたいと思います!
《おすすめの一冊》
Meik Wiking, The Little Book of Hygge: the Danish Way to Live Well
※日本語版も出版されています。
https://www.penguin.co.uk/books/298/298804/the-little-book-of-hygge/9780241283912.html
どうしたら家にいる時間を心地よく過ごせるか?
そんなことを考えているとき、ふと知り合いのデンマーク人の方の家がとても心地よかったことを思い出しました。
親戚の知り合いだったそのご家族は、ご夫婦と小さなお子さん2人の4人家族で、転勤のために日本に引っ越して来ました。
もうかなり前のことですが、そのご家族が住んでいた一軒家に招いていただいたことがあります。
同じ日本なのに、一歩足を踏み入れただけでそこには別世界が広がっていて、なんとも言えない心地よさに包まれたことを覚えています。
間接照明が優しく部屋を照らし、いたるところにキャンドルが置かれ、家全体がとても温かくリラックスできる空間になっていました。インテリアにもこだわりが感じられ、和のテイストもうまく取り入れられていて、家族がくつろげる空間を作るのにたくさんの情熱が注がれていることに驚きを隠せませんでした。
なぜあんなに心地がよかったのだろう?家にいる時間が多いのならば、ぜひともあの心地よさを自分の家でも表現したいと思い、デンマークの住環境のことを調べているときに、「ヒュッゲ(Hygge)」という言葉に出会いました。
「ヒュッゲ」とは、ほっこりするような居心地のよさ、幸福感、満足感を感じる状況などを示すようで、デンマーク人が大切にしている概念とのこと。数年前から日本でもいろいろなところで取り上げられ注目されている概念と知りました。Cambridge Dictionaryでは、このように定義されています。
A Danish word for a quality of cosiness (=feeling warm, comfortable, and safe) that comes from doing simple things such as lighting candles, baking, or spending time at home with your family.
キャンドルを灯して心地よい空間を演出したり、ブランケットにくるまって一人静かに読書をしたり、家族や友達と家でくつろいだり…自然の中に身を置いて今ここに意識を向けてみたり…日々心地よさを追求しているデンマークの人々。幸福度が高いのも頷けますね。
自分にとっての心地よさに敏感になって、ほっこりする安心感や幸福感を日々の生活の中で少しずつ増やしていきたいものだなと感じました。
下記のおすすめの本は様々な側面からヒュッゲが紹介されていて、オシャレな写真を眺めているだけでもいい気分になります。まずは手始めに、丁寧に淹れたコーヒーを片手にこの本を眺めることからヒュッゲを始めたいと思います!
《おすすめの一冊》
Meik Wiking, The Little Book of Hygge: the Danish Way to Live Well
※日本語版も出版されています。
https://www.penguin.co.uk/books/298/298804/the-little-book-of-hygge/9780241283912.html
2021年02月12日
『翻訳できない世界のことば』
『翻訳できない世界のことば』という本をご存知でしょうか?
原書:https://ellafrancessanders.com/lost-in-translation
日本語版:https://www.sogensha.co.jp/special/honyaku/index.html
たった一言なのに、他言語に訳そうとするといい言葉が見つからない。
どうしても説明文のように訳語が長くなってしまう。
翻訳の過程ではそのような場面が多々あります。
本書は、イギリス人イラストレーターである著者が
世界中からこういった言葉を集め
自身のイラストと解説とともに紹介をしたものです。
例えば、日本でよく使われる「積ん読(つんどく)」という言葉。
本書では
”Leaving a book unread after buying it, typically piled up together with other unread books”
(積ん読。買ってきた本をほかのまだ読んでいない本といっしょに、読まずに積んでおくこと)
と紹介されています。
個人的に面白いなと思ったものは、フィンランド語の”PORONKUSEMA”です。
「トナカイが休憩なしで、疲れず移動できる距離」
という意味だそうで、その距離は約7.5kmとのこと。
ざっくりとした距離ですが
トナカイのいるところではよく使われていると思うと
その言葉の先に広がる人々の生活や文化に思いを馳せることができて
とても面白いですね。
最近は機械翻訳も使われるようになって来ましたが
こういった言葉の翻訳はなかなか難しいのではないでしょうか。
改めて翻訳は、単なる言葉の置き換えではなく
その言葉に含まれるさまざまな情報を汲み取って
ふさわしい訳語が何なのか探っていくものなのだなと思いました。
他にもいろいろ面白い言葉がありましたので
もしよかったらご覧になってみてください。
エラ・フランシス・サンダース著 『翻訳できない世界のことば』:
https://www.sogensha.co.jp/special/honyaku/index.html
著者のホームページ:
https://ellafrancessanders.com/
原書:https://ellafrancessanders.com/lost-in-translation
日本語版:https://www.sogensha.co.jp/special/honyaku/index.html
たった一言なのに、他言語に訳そうとするといい言葉が見つからない。
どうしても説明文のように訳語が長くなってしまう。
翻訳の過程ではそのような場面が多々あります。
本書は、イギリス人イラストレーターである著者が
世界中からこういった言葉を集め
自身のイラストと解説とともに紹介をしたものです。
例えば、日本でよく使われる「積ん読(つんどく)」という言葉。
本書では
”Leaving a book unread after buying it, typically piled up together with other unread books”
(積ん読。買ってきた本をほかのまだ読んでいない本といっしょに、読まずに積んでおくこと)
と紹介されています。
個人的に面白いなと思ったものは、フィンランド語の”PORONKUSEMA”です。
「トナカイが休憩なしで、疲れず移動できる距離」
という意味だそうで、その距離は約7.5kmとのこと。
ざっくりとした距離ですが
トナカイのいるところではよく使われていると思うと
その言葉の先に広がる人々の生活や文化に思いを馳せることができて
とても面白いですね。
最近は機械翻訳も使われるようになって来ましたが
こういった言葉の翻訳はなかなか難しいのではないでしょうか。
改めて翻訳は、単なる言葉の置き換えではなく
その言葉に含まれるさまざまな情報を汲み取って
ふさわしい訳語が何なのか探っていくものなのだなと思いました。
他にもいろいろ面白い言葉がありましたので
もしよかったらご覧になってみてください。
エラ・フランシス・サンダース著 『翻訳できない世界のことば』:
https://www.sogensha.co.jp/special/honyaku/index.html
著者のホームページ:
https://ellafrancessanders.com/