今回のテーマは、ハングル文字です。
世界で現在使用されている文字は、いくつかご存知でしょうか?
こちらのサイトによれば、ぜんぶで28種類あるそうです。
http://the.nacos.com/information/character/
意外と少ないですね。アルファベットが幅を聞かせているのでしょうか…。
そんな中、おとなり韓国のふしぎな文字、ハングル文字に興味を持ったので、その由来についてご紹介したいと思います。
감사합니다
こんなハングルが並ぶとまるで記号か暗号のよう。
でも実は、ハングルほど合理的でシンプルな法則のもと成り立っている文字はないということがわかりました。
ハングルは、近代に入ってから特別に人工的に作られた文字です。
ハングルが制定・公布されたのは、1446年。日本では室町時代の頃です。
当時使用されていた漢字は、上流階級のものでした。
一般の人は読み書きができない状況を時の朝鮮王である世宗が哀れみ、国をあげて開発したのがハングルだと言われています。
高等教育を受ける機会のない人でも分かりやすい、シンプルな作りになったのはそのためです。
こんな由来から成り立っているのも素敵ですね。
ハングルは、「すべての発音を表せる」と言われるほど、音の表現が豊かな文字です。
いくつかの部品がそれぞれ音を表し、母音の部品と子音の部品を組み合わせることで、文字が出来上がるのだとか。
たとえば、「カ」は、Kにあたる部分+Aにあたる部分で成り立っています。
一度覚えれば、とても整理された感動してしまうくらいにシンプルな文字。
それまで記号や模様のように見えていたハングルの文字の連なりが、読めるようになるのはとても楽しそうですね!
2014年04月14日
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