先日、エチオピア人の友人がエチオピアのコーヒーセレモニーを紹介してくれました。
エチオピアと言えば、コーヒーのアラビカ種の起源であり、コーヒー発祥の地と言われていますよね。
現地では大切なお客様を迎える際や冠婚葬祭の際にコーヒーセレモニーを行うようで、「カリオモン」(「カリ」はコーヒーの木の葉、「オモン」は「一緒に」の意味)と呼ばれています。
生豆を洗うところからスタートし、コーヒーを飲むところまで2時間ほどかかるセレモニーで、焙煎も自宅で行うと聞き大変驚きました。各工程で香りを楽しみながら、コーヒーができるまではポップコーンを食べて待つようです。
プロセスとしては、洗った生豆を鍋に入れて豆を煎り、焙煎が終わったらお客様に香りを嗅いでもらいます。
豆を挽いて粉状にします。
ポットに水とコーヒー粉を入れて、火にかけて沸騰させます。
沸騰したら、カップに注ぎます。
お客様に3杯のコーヒーを提供するのが伝統のようです。
現在は砂糖を入れるのが一般的なようですが、塩を入れたりバターやカルダモンなどの香辛料を入れたりすることもあるようです。
私自身コーヒーは好きでよく飲みますが、発祥の地、エチオピアでどのように飲まれているのかまったく知らなかったので、このコーヒーセレモニーを体験することができてとても興味深かったです。
コーヒーのよい香りを楽しみながら話に花を咲かせて、丁寧に作られた一杯を待つのもいいですよね。
10月1日は国際コーヒーの日で、日本でもこのコーヒーセレモニーを体験できるイベントが開かれているようです。スターバックスなどでもコーヒー豆の発売に合わせてイベントが開催されることもあるようなので、興味のある方はぜひ探してみてください。
https://stories.starbucks.co.jp/ja/stories/2020/amutokyo-200107/